コールドプレス製法のエクストラバージン・オリーブオイルとは?
国際基準では、コールドプレス製法のエクストラバージン・オリーブオイルのラベルをつけらるためには、搾油場に、搾油の全ての行程でオリーブの塊とオイルの温度を測る温度計を設置しなければならないと決められています。
この技術を使うことで、最終的に出来上がる製品は以下のような利点があります:
揮発性成分がオイルに残ります。
エクストラバージン・オリーブオイルの風味の源となる固有の成分は揮発性です。簡単に蒸発してしまうのです。製造中の温度は高いとその成分はより気体化し、その結果香りと食学的特徴が失われるのです。
そのためには、熱を加えずに作られたエクストラバージン・オリーブオイルは冷間搾油されて製造されていることから、香りの多様性と強さを持つ正真正銘の芳醇な一品です。
酸度の低さ
コールドプレス製法では、すり潰してペースト状になったオリーブの酸化スピードを落とすことができます。さらに冷間搾油されたオイルは酸度が低いです。
酸度が低ければ低いほど、エクストラバージン・オリーブオイルの質は上がります。エステパDOPによって認定されているオイルは酸度が0.3度と、国際基準で決められている0.8度を下回ります。
量は少なくても高品質
コールドプレス製法によるエクストラバージン・オリーブオイルは、搾油できる量は減りますが質は高いのです。エステパDOPによって認定されているブランドが導入した方法は常に品質向上を目指していますからコールドプレス製法を100%導入しています。
品質は鎖のようなものです。全ての段階が重要なのです。その中の一つがコールドプレス製法による搾油です。それに加えていい設備、完璧な清掃、製造担当者の熟練の技も重要なのです。
その色と密度から、ろ過されていないエクストラバージン・オリーブオイルのほうが、多くの人にとってより魅力的に映るかもしれません。ですが色と密度といった要素は品質とは関係ありません。ろ過されているかろ過されていないかは品質を保証するものではないのです。