エクストラバージン・オリーブオイルのテイスティング方法とは?
この記事では、品質を決めるためのオイルのプロテイスティングの方法を細かく見てみましょう。
エクストラバージン・オリーブオイルのテイスティングは、ラベルをつける前に必ず行われなければなりません。エクストラバージン・オリーブオイルかどうかを見極めるのです。
さらに、エステパ保護指定原産地呼称(DOP) に認定されたエクストラバージン・オリーブオイルを認められるには、私たちの団体が決めた国際基準よりも厳しい基準を満たすことも必要です。
この官能分析には、様々な必要不可欠要素があります:
- テイスティングルーム:集中できる、官能分析を行うのに適したニュートラルで快適な環境を整えた空間をテイスターに提供します。音や無関係な匂いから遮断されていて、室内温度は20度から25度の間に保たれています。照明にも規定があり、均一で調節可能で、拡散光を使用しています。テイスティングルームは個室になっています。
- ガラス製のグラス:サイズが決められていて、オイルの色が見えないように濃い色のグラスです。ガラス盤と呼ばれる蓋がついています。
- テイスター(検査官):パネルリーダーによって選ばれた、8人から12人のエキスパートテイスターによってテイスティングは行われます。テイスティングパネルを構成するための選考プロセスを通過しています。
ステップ1
テイスティングするエクストラバージン・オリーブオイルを約15mlグラスに注ぐことから始まります。ガラス盤の蓋をして、2分間底を揺らします。こうすることでオイルの温度を約28度まで上げます。こうすることで、オイルの揮発性アロマ成分のポテンシャルを引き出すのです。
ステップ2
適温に達したら、グラスを手のひらに載せて、ゆっくり傾けます。そしてグラスの壁にオイルを添わせるようにグラスを一周回します。
ステップ3
次のステップは、蓋をとってすぐエクストラバージン・オリーブオイルの香りを確認します。この一回目の香りは重要です、なぜなら後で評価しなければなければならない好嫌の度合いを決める全体的な印象を与える可能性があるからです。再びグラスに蓋をして、グラスを傾けまわします。その後すぐに二回目の匂いを試します。これは、エクストラバージン・オリーブオイルにある香調を感じ取ります。良質のエクストラバージン・オリーブオイルが持つ香調(フルーティさ)の量に驚くことでしょう。
ステップ4
続けて、蓋を取って少量のオイルを、約3mlほど口に含みます。口先から舌、のどまで口の中全体にオイルを行き渡らせることが重要です。
こうすることで、私たちの味覚がオリーブオイルの甘味、酸味、辛味、苦味を感じ取るのです。この時点で、いいエクストラバージン・オリーブオイルの3つのポジティブ特性を評価する準備ができています:
- フルーティさ:エクストラバージン・オリーブオイルの香りと味のどちらも、健康で新鮮なフルーツから来るものではありません
- 苦味と辛味:いいオリーブオイルは苦味と辛味を持っています。これは、官能特性が失われていなくて、ポリフェノールと天然の抗酸化物質が含まれていて、その品質と高い安定性を示しています。