エクストラバージン・オリーブオイルについて知っておくべき重要なポイント
その7つのポイントを説明します。エクストラバージン・オリーブオイルについてもっと深く知るには重要なポイントです。
1.ろ過されたオイルかろ過されていないオイルか:
エクストラバージン・オリーブオイルはろ過(フィルターにかけられた)されたものとろ過されていない(フィルターにかけられていない)ものがあります。オリーブオイルは、必ずしもろ過しなければいけないわけではありません。ろ過する目的は、オリーブのオリーブの果実の微細な固体(不純物)と、オイル中に残っている水気(湿気)を取り除くことです。ろ過されたエクストラバージン・オリーブオイルは、輝きが増しとても澄んでいます。品質を保ったままのろ過されたオイルは、商品としての完璧な美しい見た目と、非の打ち所のない官能特性を持ち、エクストラバージン・オリーブオイルとしての寿命が長いのです。
ろ過されたエクストラバージン・オリーブオイルをお勧めするには、いくつかの理由があります:
- 耐久性:ろ過されたオイルは、ポジティブな特性をより長く保つことができます。ろ過されていないエクストラバージン・オリーブオイルに残る澱(おり)は、品質の劣化を速めます。
- 味:エクストラバージン・オリーブオイルの香りと味の強さは、オリーブの種類、収穫時期、正しい製造方法によって決まります。ろ過されているか否かでは決まりません。
- テイスティング:ろ過されていないエクストラバージン・オリーブオイルは、より早く香りと味の劣化が見られる可能性があります。この意味でろ過されたエクストラバージン・オリーブオイルをお勧めします。香りと味といった官能特性をより長く保ち、発酵による欠陥の発生は早まるのを避けることができるからです。
2.オイルの酸度
酸度は、オイルに含まれる遊離脂肪酸の量で決まります。ですから、エクストラバージン・オリーブオイルの品質の標準指標なのです。数値が低ければ低いほど良品で、酸度の値が低いということは、そのオイルは健康で新鮮なオリーブから作られたということを意味します。
エクストラバージン・オリーブオイルの酸度は、特別な検査によってのみ検出することができます。人間の感覚では感知することはできません。
3.オイルの色
エクストラバージン・オリーブオイルの色は、品質を示すものではありません。公式のテイスティングでは、オイルの色が見えないように色のついたグラスを使います。
様々な要素がありますが、オイルの色はオリーブの収穫時期とその品種で決まります。
エクストラバージン・オリーブオイルの色は、黄色から緑まで幅広いです。オリーブの実はクロロフィルとフェオフィチンを多く含んでいれば緑になり、熟していくとカロチンとキサントフィルが多くなるのでオリーブの実は黄色になります。
4.賞味期限
エクストラバージン・オリーブオイルに賞味期限はありません。ですが容器には賞味期限が記載してあります。この期限を過ぎると、そのカテゴリーのオイルの特性とプロパティを保証できないという意味です。ですからできるだけこの賞味期限内にエクストラバージン・オリーブオイルにを消費されることを推奨しています。
5.コールドプレス製造(冷間搾油)
エクストラバージン・オリーブオイルは、27度以下の温度で冷間搾油されます。より健康にいい、全てのプロパティーをそのままの高品質のエクストラバージン・オリーブオイルを作ることができます。
この製造温度を上げるとオイルの製造量が増えて効率的ですが、温度を上げることによって味、香り、健康にいい多くの特性の源であるいくつかの揮発性成分が失われてしまうのです。そのためエクストラバージン・オリーブオイルと比べると品質が劣ってしまいます。
私たちの認定するブランドは、エクストラバージン・オリーブオイルをコールドプレス製造しています。そのことから国内外レベルで多く名を知られているのです。
6.早摘みの収穫
早摘みのオリーブを使ってエクストラバージン・オリーブオイルは作られます。オリーブの実が緑から紫に色づき始める頃の成熟期、あるいは少し前に収穫されます。
早摘みオリーブの収穫時期の決まった日程はありません。オリーブの品種や地域、気候条件によって様々ですが、地中海沿岸では10月中旬に始まり11月の中旬頃に終わります。
厳しく管理された中で製造された早摘みオリーブを使ったエクストラバージン・オリーブオイルは、卓越した官能特性(香りと味)を持ち、特に強いフルーティさが際立ちます。